標高5,640mの地上最高地点に巨大望遠鏡TAO望遠鏡 監修:東京大学 天文学教育研究センター

きしろグループは、東京大学がチリに天文台に建設中の
世界最高水準の光赤外線望遠鏡「TAO望遠鏡」に、
金属加工技術で貢献します。

プロジェクト概要

標高はなんと富士山より1,800m以上も高い、5,640m。チリ北部にあるアタカマ高原チャナントール山頂に建設中の口径6.5mのTAO望遠鏡。世界最高地点の天文台として、ギネス世界記録にも登録されています。人間にとって過酷である一方、天体観測地としてこの上ないロケーションで、これまで宇宙望遠鏡でなければ見えなかった種類の赤外線を地上から観測することが可能に。

チャナントール山

組立後には総重量200トン、
高さ16メートルを超える超大型望遠鏡。

SS400材を主とする材料手配、製缶、熱処理、機械加工、防錆・梱包、組立、輸送まですべてを担い、製作に1年半、組立に約2年を要しました。

総部品点数はおよそ4600を数え、単品部品の最大径は実に6m、重量約15トンの大型部品にもかかわらず1/100mm単位の要求精度での機械加工を実現しました。大型部品を得意とする当社でも過去に類を見ない精度と大きさ、部品の反転作業ひとつをとっても大変な労力を要するビッグプロジェクトでした。

高度軸の切削加工

ベース

ターンテーブル

フォーク

ナスミス台

高度軸

高度軸組立

トラス組立

トップリング組立

完成

東京大学アタカマ天文台 (TAO) 計画 公式HP
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